2021年2月
景観特集号を発行
2020年3月30日
景観形成推進地区の指定がいよいよ大詰め
「幕張新都心住宅地区における景観形成推進地区の指定について(千葉市景観計画変更の提案)」及び「幕張新都心住宅地区景観形成基準(素案)」を千葉市あてに提出しました。
今後千葉市は景観総合審議会などに説明し、意見を受けることになります。
2018年6月3日
「景観形成推進地区」指定に向けて住民説明会を開催
2018年4月
幕張ベイタウン協議会NEWS 景観特集号(その2)の発行
2018年4月1日
景観形成基準(案)の作成
景観委員会では、景観形成推進地区の指定に向けて、千葉市と協議を重ね「景観形成基準(案)」を作成中です。
ベイタウン開発時の都市デザインガイドラインを踏まえた現時点での基準(案)は以下の通りです。
2018年3月
幕張ベイタウン協議会NEWS 景観特集号(その1)の発行
2016年1月7日
景観形成推進地区指定に向けて 千葉市都市景観デザイン室との打ち合わせ(27年度第2回)
今年もよろしくお願いします。
昨年2015年は2月の景観ワールドカフェから始まり、9月の親子デザインワークショップでは、子どもたちに、まちの現状や将来の夢を語ってもらい、また同時に住民の比較的若い年代層も含めて、景観まちづくりについて意見交換ができました。
2016年は街路灯LED化の工事が始まり、ベイタウンの新しい雰囲気が出現するかもしれません。街路灯の写真コンクールでは16名の方々の応募がありました。(作品はHPをご覧ください。)
これからのベイタウンの維持管理、景観の保全について、皆様と一緒に考え、活動を続けてまいりたいと思います。皆様の参加とご支援をお願いします。
ベイタウンの景観形成推進地区(千葉市)の指定に向け、千葉市都市景観デザイン室との打合せを、「千葉市まちづくりアドバイザー」の皆さんにも加わっていただき行いました。以下ご報告です。今後も都市景観デザイン室と定期的な打ち合わせを持ちつつ進めて参ります。
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日 時:平成28年1月7日(木)10:30-12:00
出席者:千葉市都市景観デザイン室(丸山、末永、河村)
アドバイザー(金丸、平井、吉岡) 協議会(辻、湯浅、小林)
景観形成推進地区指定のロードマップ
1)まちびらき以来20年が経過し、街のインフラが更新時期を迎えている。「ごみ輸送管」に不具合が生じた管理組合 から対応方法の相談が協議会にあった。他の街区でもごみ輸送管に支障が発生していることが分かってきた。
2)公共施設である道路舗装についても、道路照明と同様、早晩更新時期が来る。景観形成推進地区として、市の建設局とも協議して仕様が決まる体制としたい。
3)景観形成推進地区の基準は、「敷地利用」、「建物形態」、「緑化」というモノを取り扱い範囲とするが、ベイタウンでは維持管理として、地域のマネジメントを協議する仕組みを景観形成推進地区指定の動きの中に組み込むことが望ましい。
4)住民の組織として幕張ベイタウン協議会があるが、資産管理に係る部分や公共施設の維持管理費用の住民負担も視野に入れ、管理組合連合会的な組織の検討を始める時期と考えている。
5)公共施設の維持管理については、住民の高齢化や環境への負荷軽減など、開発時のコンセプトを見直す必要も生じている(信号機やバス停の屋根の設置など)。景観形成地区指定によって市と住民で、一緒に研究する時間を設けることが期待できる。
6)幕張新都心地区では、景観形成基準によって、都市景観デザイン室が届け出行為を判定しているが、ベイタウンには、行政だけでは判定が難しい場合は、住民と市が協議して判定するための組織がほしい。
7)LED化に際しては、協議会景観委員会が市と住民の協議組織として機能した。今後も、周知だけでなく、「幕張新都心住宅地区の管理運営のあり方研究会」で提案された「専門家評議会」の設置を、平成28年度協議会総会でオーソライズし、景観形成推進地区指定を平成29年度に目指すスケジュールとしたい。
8)景観形成基準は、開発時のデザインガイドラインを取捨選択すればよい。ただし携帯基地局など策定当時には考えられていなかったことへの対処など、情勢の変化に対応できる仕組みが必要。また、広告物については別の基準となる。 (以上)
【風景に寄せるメッセージ】
・平凡でも街灯らしい街灯を撮影したいと思い、打瀬小学校横の街灯を選びました。
シンプルで華やかさはないけれど、暖かみが感じられる色合いで、街に落ち着きをもたらしています。
【審査員講評】
・街灯では珍しい、持ち出し吊り下げ型の街灯で、とても淡い光が良いと思います。
・明かりが主役となっており、住宅街(街並み)とバランスが良いことから選出しました。
船木 正法 様
【風景に寄せるメッセージ】
・夕方になるとベイタウンの街灯に火がともり、街の景観とマッチしデザインは心和むものでした。今回ベイタウンの写真コンテストを良い機会とし、写真を撮ってみたくなりました。
【審査員講評】
・夕闇が迫り、遠景に高層ビルが立つ中、ベイタウン独自にデザインされた街灯に灯がともりはじめる頃を捉えた作品。他ではとることのできないベイタウンならではの印象的な構図です。
・幕張新都心とベイタウンのコントラストが良いことから選出しました。
酒井みどり 様
【風景に寄せるメッセージ】
・長く住み、見慣れてしまうとその良さを忘れがちですが、このベイタウンの街並みは、住民の誇りです。
新しい照明もこの景観に合ったものとなることを期待します。
【審査員講評】
・マンションが集まった街とは思えない光景に、街灯がとてもマッチしていると思います。
*掲載許可をいただいた作品のみを載せています。
村中 弘美 様
加藤 和子様
【風景に寄せるメッセージ】
写真を始めたばかりのころ、夜景の練習に撮ったものです。
カメラ友達に見せたところ「近所でこんな夜景が撮れるなんて素敵ね」と。
素人写真ですが、ベイタウンに住んでいることを誇らしく思った記念の1枚です。
【風景に寄せるメッセージ】
冬のある日に部屋の窓から思わず撮影してしまった1枚。
日が暮れて誰も居なくなった公園とオレンジ色に照らされた道路とのコントラストがきれいでした。置き去りにされた車の屋根に積もった雪を優しく照らしていました。
保田 大輝 様
匿名希望
【風景に寄せるメッセージ】
太陽と街灯が明かりをバトンタッチしている様子を撮影。普段は気付かなくてもいざお別れとなると太陽と同じ重要な存在であったと気付かされる、街の人にもそう共感して欲しいという思いでこの一枚を選びました。
【風景に寄せるメッセージ】
15番街と16番街から2丁目公園へと続く街路路、春になると桜が満開になる。僕の好きな場所だ。また、夜になるとレンガ道を木々の間から優しい光が照らし、周りを暖かな光が包み込む。ベイタウンに住む人たちに、この街路路の暖かさを味わってもらえると嬉しい。
匿名希望
匿名希望
【風景に寄せるメッセージ】
ベイタウンを照らす2つの明かりです!
ベイタウンにある中で私が一番好きな道路照明です。
この照明が維持され続けているのが、私の思う街の誇りのひとつです。
【風景に寄せるメッセージ】
去年の冬に、大雪が降り積もった打瀬1丁目公園前の風景です。
次の日に家族で雪かきをしたことを思い出します。
Rizz 様
小林 滋 様
【風景に寄せるメッセージ】
日曜の夜8時、この時間にすでに人通りはなく、冬の始まりのピーンとした冷たい空気の中、オレンジの光が通りを照らす。
まるでそれはまん丸のお月さまのよう。心がぼっと暖かくなった。
【風景に寄せるメッセージ】
暖かい暖炉のようなあったかみがあり、住んでいる人の楽しさが聞こえます。
向坪 義弘 様
【風景に寄せるメッセージ】
ここの左側が7番街で、今から1年ほど前に住んでいました。当時ここの道路照明が一番明るく、気に入ってました。また、道が曲がっているところもいいと思います。
(打瀬小側から撮影)
1.募集概要
募集期間: 2015年10月3日~31日
応募件数: 16点
応募方法: ベイタウンニュース、幕張ベイタウン協議会ホームページで募集広報。
景観委員会のメールアドレス宛に応募。
募集内容: ベイタウンの中の道路照明(道路照明の入った街路風景)を撮影した写真(1MB 以下)
写真とともに、その風景に寄せるメッセージ(100 字以内)
一人1点
主 催: 幕張ベイタウン協議会・景観委員会
協 賛: 幕張ベイタウン商店街振興組合、UR 都市機構
2.審査方法
ベイタウン協議会の中に選定委員会を設け選考。
<選定委員会(敬称略)>
委員長 金丸 宜弘 (環境設計研究所 代表 (千葉市まちづくりアドバイザー))
委 員 熊谷 俊人 (千葉市長)
根本 進 (打瀬公民館長)
山田 淳巳 (UR都市機構 千葉エリア経営部 部長)
鎌倉慶一郎 (幕張ベイタウン商店街振興組合 副理事長)
山根 治仁 (ベイタウン写真クラブ 会長)
遠山 孝行 (幕張ベイタウン協議会 会長)
伊藤 正昭 (幕張ベイタウン協議会 副会長)
3.審査員の全体へのコメント
・冬の風景など、コンクールのために撮影された写真だけではないことからも、応募された皆さまの街への想いを強く感じました。 このたびのLED化で、新しい灯具となる道路照明灯につきましても、幕張ベイタウンの皆さまに愛着を持っていただけますよう願っております。
・普段何気なく街を歩いていても、注意して意識しなくては見落としてしまう外灯照明。今回の交換をきっかけに、改めて街路灯を見てみると、街路ごとに違う照明が配備され、照明それぞれに意味があることに気づかされました。今回のこのようなタイミングで、照明にクローズアップした写真コンテストを実施したことで、ベイタウンにお住いの方々が、街の景観に対して興味を持ってもらえるようになれば、これからも良い景観が維持されていくと思うので、今後も多くの人たちに目に触れるこのような機会を設けて行ければ良いと感じました。
・変わりゆく街並みを記録に残すということはたいへんに価値があるものだと思います。それと同時に、住んでいる人たちの記憶や思い出とともに残っていく好イベントだと思います。
・街灯の単体での写真より、街の中にある街灯写真を選びました。
4.審査委員長 総評
ベイタウンが産声をあげてから20年が経ちました。『ヒト』で測れば最も輝く時期ですが、『モノ』の寿命から見ると、かなり「ガタ」がくる時期です。ベイタウンの街路照明もずいぶんと老朽化してしまいました。
このような照明を対象とした応募作品を拝見させて頂き、応募者の皆さんがファインダーに照明を捉えるとともに、「街の景観」、さらには「街の空気」を写そうとされたことが強く印象に残りました。これは街に対する誇りや愛着がなければなかなかできることではないと思います。当初よりベイタウンの計画に係わってきた一人としては感無量です。
『ヒト』の想いが続く限り、『モノ』は必ず再生し続けます。これからもベイタウンの多くの方が、街路照明だけでなく街の景観に意識を持ち続け、街にふさわしい空気を創り出すことを大いに期待します。